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備える男  [Kaznostic Front / 神闘歌]
by shinto-ka
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生きるということ

あっという間にひと月が過ぎた。
2020年末のM1グランプリではクスリとも笑えなかったし大晦日の紅白歌合戦は少しも琴線にふれなかった。
我が家のトイレは壊れ、外の水道管は凍結して
派手に破裂した。
人生初の悲しい年越しとなった。
コロナ如きに負けまいと踏ん張って来たつもりでいたがどこかで歯車の噛み合わせがズレていたのかもしれない。
家族や仲間が健康なのが唯一の救いである。


出鼻を挫かれてスタートした2021年だが漫才師ウーマンラッシュアワー村本大輔の新刊著書を読んで一気に流れが変わった。
雲の切れ間から光が差した。
SNSから少しだけ距離を置き、街でバッタリ旧友と再会するあの感覚を大切に新しい態度で世界と向き合うとなんだか未知の歯車が動き出した。

そのひとつとして
今年から日常の仕事とは別に毎週土曜日夕方6時から夜9時まで、とある学校でのお手伝いを始めた。

通って来られる生徒さん達は様々で、
子供からお年寄り、日本で暮らす外国籍の方々。
戦後の貧困や差別、病気、不登校ほか色んな事情で義務教育が修了出来なかった人達などが集う。


今まで若い不良バンドマンに「アニキッ!」
とヨイショされたり、
パブで外国人ホステスに「シャッチョサン!」
と煽てられたりしたことはあるが
面と向かって「センセ!」と声をかけられるのは生まれて初めてなので中々慣れないし恐縮する。

勿論自分は教員免許など持っていないので
ナンチャッテ先生なのだが気持ちは手塚漫画に登場するブラックジャック。
無免許だけどやりたい放題。
「俺なんかに」という不安と「いや俺にだって」という気合い。
先日はブラジル人男性の平仮名と片仮名、漢字習得をお手伝い。
学習して体得する喜びを逆に生徒さんから教えてもらった気がした。


昨年までの「毎週土曜日になれば早い時間から大酒飲んでひっくり返ってた」のも俺の人生。

「前日の酒を少し控えて夕方から夜遅くまで試行錯誤して生徒さんの学習に寄り添う」のも俺の人生。


自分の人生は自分で決める。



『学ぶことは生きること』
とういうこの学校を主催する先生の熱い想いに心を打たれたひとりとして、
しばらく通ってみようと思う。



自分自身のイメージとしてはドリフターズの
コントもしもシリーズで例えると

『もしも高倉健みたく
不器用で寡黙な先生がいたら.....』
です。

実はただ単にスキルが無くてあたふたしてるだけなんですが。




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# by shinto-ka | 2021-02-01 18:41

命を救った話し

噂ばなしってのはほぼ原型を留めずに人に伝わる場合が多いですよね。

自分は毎日病院で働いておりまして。

しかし看護師でも医師でもないただの雑用

(但し夜のお医者さんとしては活動中)なので専門的な医学知識は殆ど無い。

今朝いつも通り仕事をしていると同じ現場のパートのおばさまが走り寄って来て

「大変!外の廊下で女の人が頭から血を流して倒れてる!」とボクに言うんです。

正直最初は聞こえなかったフリをして逃げようと思ったんですが、いや待てよと。

それじゃあ当たり障りの無い至極平凡な俺の人生に傷がつくではないかと。

そこで勇気を振り絞って廊下の方へと向かいました。

多分その時まっ白い顔してたと思います自分。

だって人様を助けるスキルなんて全く持ち合わせて無いのですから。

そしていざ廊下に出てみると確かに額から赤い血が少し流れている女性がひとり。

本人に聞くと軽く転んで台に頭をぶつけたらしい。

想像していた大惨事よりか随分とスケールの小さい怪我に安心した自分は水を得た魚のように正気を取り戻し、

パートのおばさまに休憩室から救急箱を持って来させると幼少の頃母親にしてもらったみたいに消毒液をちょんちょんちょん。絆創膏をペタ。後は常駐スタッフにバトンタッチして任務完了。


相手の女性からも大変感謝されすっかり気を良くしたボクは持ち場に戻り、十数人いるパートのおばさま達ひとりひとりに今あった出来事をたいそう大袈裟に身振り手振りで説明する事にこの日の業務時間の大半を費やしました。


明日仕事場を歩けばきっと

「人の命を救った男」として

皆んなの視線を浴びるのでしょう。


命を救った話し_b0084739_17464938.jpeg


# by shinto-ka | 2020-10-30 17:43

ヒーローになる方法

最近「ヒーロー(英雄)」って言葉をあんまり聞かなくなりましたが


「ヒーローは故郷に帰って本当のヒーローになる」

と少し前に何処かで聞いてナルホドと感心した事がある。

映画ロードオブザリングの主人公達も男はつらいよの寅さんもそう。

皆んな長い旅や冒険を経て生まれ育った家に帰る。

故郷には家族や仲間、昔を知る人々が待っていて無事生還を祝福する。


ボクシングのチャンピオン、ドームを満杯にするロックスター、ノーベル賞を受賞した科学者。

その人達が本当に報われるのは

テレビに出てインタビューを受けたりファンにラブレターを貰う時では無く、

何年振りかに生家に帰り、母親の手料理を食べたり部屋の隅にある仏壇の祖父の位牌に手を合わせる時だと思う。

その時初めて『我』に帰り物語りが完成するのではなかろうか。


ある程度の年齢になると殆どの人達は自分が「スーパースター」にはなれない事を知る。

むしろそんな事を考える余裕すら無くなる。


でももし朝家を出て自分や家族が食べる為に仕事をして夜家に帰り

「お帰りなさい!」

と誰かに迎えられたなら、

誰もがもう既に誰かにとっての「ヒーロー」なのかも知れない。


そんな事を仕事の休憩中にひとりで考えて

自分自身を慰めるボクでありました。


ヒーローになる方法_b0084739_19572942.jpeg


# by shinto-ka | 2020-10-29 19:55

笑ってゆるして

自分はかなりのポジティブ思考である。

捉え方によってはおめでたい奴である。

どうにかなると信じて来たし実際にどうにかなって来た。

小言は耳には入れないし外野の野次には興味が無い。

そんな自分でも腹立つ事は腹立つしムカつく相手にはムカつく。

罪を憎んで人を憎まずとはよく言ったものだがそれでも罪を罪とも思ってない人間には関わりたく無い。


仏教の教えでは生きとし生けるものすべての幸せを願いなさいとある。

家族や親族、仲間や世話になっている人々の幸せを願うのなら話しが分かるし大いに願いたいところだがここからが本題、


自分にとって害を及ぼすような人達の幸せも願い慈しみなさいとおっしゃる。

相手に屈するみたいで初めは「無理無理無理ーーー」と知らぬがホトケで過ごそうとしたが、いや待てよという事で実践してみました。


するとどうでしょう、身体も心も軽くなり自分が仏になった気分になるではありませんか。嘘だと思うなら願ってみてください。頭の中で嫌いな人物を思い浮かべて

「この人の態度や行いにはきっと原因がある。きっとしょうがなくてやってるんだ。なんて可哀想な人。この人も幸せになれますように。」これであなたも直ぐに仏になった気分になれます。


でももしそれでも怒りが治らず殺意を覚えるような事があれば

竹中直人みたく笑いながら怒るという方法がおすすめ。


笑い合える仲になるかもです。

笑ってゆるして_b0084739_16521062.jpeg



# by shinto-ka | 2020-10-28 17:51

『幸せ』と感じる『心』を持てることの幸せ

『人は何のために生きるのですか?』

という女子中学生のストレートかつシンプルな質問を見かけて朝から色々と考えてみた。


自分なら『幸せになるため』と答えると思う。

しかし『幸せ』とは千差万別、人それぞれ。


我が家の近所に老人介護施設がある。

そこに認知症のお婆さんがいてよく、

「お昼ご飯はついさっき食べましたよー」

と介護士さんに諭されている。

天気の良い日は外に出て、カラスが鳴くとそれに合わせて

「カア、カア、カア」

犬が吠えると今度は

「ワンッ、ワンッ」

と実にいい顔をして楽しそうに声を上げる。

数時間後には当人はその事を憶えていない。

お婆さんは、そしてその家族は『幸せ』なんだろうか。


幸せと感じる『心』の定義も難しい。

解剖して取り出した心臓を指してこれが『心』の正体ですと言う人はまず居ない。「嬉しい」「悲しい」、「辛かったけどもう大丈夫、楽しくなってきた」などの感情の変化も全て含めて『心』


そんな得体の知れない『心』が感じる『本当の幸せ』とは何なんだろう。



『幸せ』と感じる『心』を持てることの幸せ_b0084739_13235390.jpeg




# by shinto-ka | 2020-10-27 10:56