KOTONOHA

水の日

ギターバトル＠ペパーランド。




勝ち負けよりも

大切なナニカを俺は見つけた。

そしてまた日は昇る

時速140キロ。

俺達の出番10分前に滑り込み到着。

ファーストアルバムのレコ発以来だから3年半ぶりの会場、福山「ＪＢ’Ｓ」。

アメリカ、東京、地元福山からの出演は全てハードコアバンド。

平日の夜にも関わらず集まったたくさんのお客さんは全てパンクス。

俺とＤＪ識ももちろんパンクス。

神闘歌はたった二人のハードコアバンド。

この日は全七曲。

パンクス相手にＭＣなしで闘うＭＣ。

瞬間が永遠、禁断の快感。

あっと言う間に試合終了。

物販の売れ行きを見れば結果は一目瞭然。

小さな喜びはこのハコに置いて俺達は次を目指す。

肉を切らせて骨を断つ。

昨日のライブで前回の借りは返した。

バケツをひっくり返したようにフレーズが流れ出た。

お客さんから返って来たコトバに少し酔った。

打ち上げではもっと酔った。

くやしい気持ちもうれしい気持ちも全て俺を動かす糧になる。

やってなんぼの人生劇場。

捨てる神と拾う神。

ペパーから程近い食堂。DJ BAKUを迎えてのイベント"DABO"を撤収後の朝９時。
四人でテーブルを囲み、ビールを飲みながら黙々と餌を食らう。




不甲斐無いライブをしてしまった自分自身にイラつき、


会場の外で｀いかに自分が札幌のグループを好きか´を延々と話している客にイラつき、


ポケットに小銭しか入ってない今日にイラつき、俺は帰路に着いた。





まぁいい。

寝て起きたら明日だ。


ノートとペンと４トラックレコーダーを持ってスタジオで０から転がそう。